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独立行政法人国立病院機構 まつもと医療センター

診療内容

当センターの外科では腹部の消化器疾患、乳腺疾患、甲状腺疾患、下肢の血管疾患などを中心に外科的治療が最適と思われる患者さんの治療にあたっています。

具体的には手足の浅いところや腹部の外傷、腸ヘルニア(脱腸)、食道から肛門までの消化管や肝臓、胆道、膵臓などの病気で手術が有効な病気などを治療します。

手術に際しては検査の重複をできるだけ避け、受診から治療に至るまでの期間の短縮を心がけています。受診から手術までの期間は平均2週間以内を目指しています。逆に手術後は比較的ゆっくり体調の回復に時間をかけ、自信を持って退院できるようにサポートしています。

診療実績(令和3年度)

結腸癌 151人
直腸癌 140人
鼠径ヘルニア 56人
胃癌 48人
急性虫垂炎 37人
胆石症 32人
麻痺性イレウス及び腸閉塞 30人

診療体制

小池祥一郎特命副院長、北村宏部長、荒井正幸医長、中川幹医長、松下明正医長、松村任泰医師の計6名で診療を行っています。これに研修医1名が3ヶ月ごとに加わります。

外来は毎日午前中に2つないしは3つの診察室で行い、手術を午後に行っています。

毎週火曜日と隔週金曜日には信大の医師が、隔週木曜日には2003年まで当院に勤務していた清水忠博先生のご助力を得て、乳腺甲状腺外来を行っています。

その他

当科で扱う疾患の中では、がんの占める割合が多いため、早期例には粘膜切除や放射線、進行例では動注化学療法、放射線、ステントなど集学的治療法を他科と連携しながら行っています。手術も従来の大開腹ではなく、小開腹下に系統的な手術を行い、正確で安全かつ迅速をモットーに行っています。乳癌に対してはマンモグラフィによる早期発見につとめ、乳房温存、特にセンチネルリンパ節同定による縮小手術に積極的に取り組んでいます。腹部救急疾患には画像解析の併用により迅速、正確な診断につとめ、手術の是非を検討しています。大腸憩室炎、急性腸炎、虫垂炎の程度などが正確に内科、放射線科、外科の担当医師によりその場で検討され、保存的に行えるものは保存的に、緊急手術が必要な場合は速やかに行っています。腸閉塞に対する高気圧酸素療法も主として外科で担当しています。

地域性もあると思いますが、高齢で他疾患を合併している方が多く見受けられます。種々のガイドラインを頭の隅に置き、個別の事例に対して何がベストかを考えながら日々の診療に取り組んでいます。外科は少数でありますが、チームワークとお互いのフォローにより、診断から看取りまで地域の先生方のご助力を得て、切磋琢磨していく方針です。

虫垂炎について

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スタッフ