あまり多いがんではありませんが、喫煙本数と飲酒の多い方に60歳を過ぎる頃から出てきます。
食事がつかえたり、体重が減ってから見つかることが多く、早い段階で発見できれば内視鏡治療も可能ながんです。
男女別治療件数(1998-2015年)
男性と女性でどちらに多いか、割合を示しています。
件数 | 割合 | |
---|---|---|
男性 | 110 | 83% |
女性 | 23 | 17% |
合計 | 133 | 100% |
年齢別治療件数(1998-2015年)
がんになった人の年齢を示しています。食道がんのピークは70歳代にあります。
当院では、全体的に高齢者が多いのが特徴です。
件数 | 割合 | |
---|---|---|
30代以下 | 0 | 0% |
30代 | 1 | 1% |
40代 | 3 | 2% |
50代 | 13 | 10% |
60代 | 40 | 30% |
70代 | 49 | 37% |
80代 | 21 | 16% |
90代 | 6 | 5% |
総計 | 133 | 100% |
年間診療実績(1998-2015年)
過去18年間に治療した食道がんの人数を示しています。
5年生存率(2002-2011年)
がんと判明してから、あるいは手術をしてから5年後に生存しているか、死亡しているかを調べて生存の割合を示したのが、5年生存率です。
ステージとは、がんの進行度を深達度(がんがどの深さまで入っているか)、転移(リンパ節にとんでいるか、いないか、肝臓や肺など離れた臓器にとんでいるか、いないか)の状況により分類したもので、通常Ⅰ(0)からⅣまでに分類されています。ステージが大きくなるほどがんの進行度が上がります。死亡の理由としてがんが原因で亡くなることを原病死、他の病気(脳出血や心筋梗塞)や老衰、交通事故などで亡くなることを他病死といいます。このデータでは他病死も含めた死亡としています。手術時の年齢が75歳とすると、5年後には80歳になるわけで、他の病気で亡くなる可能性も高くなります。
対象期間:2002年~2011年
外科で開腹手術した症例 計52例
(バイパス手術、試験開腹、内視鏡手術は含まれていません。非治癒切除が含まれています。)
1年 | 2年 | 3年 | 4年 | 5年 | 症例数 | |
---|---|---|---|---|---|---|
0・Ⅰ | 89% | 89% | 78% | 78% | 78% | 9 |
Ⅱ | 85% | 77% | 62% | 62% | 62% | 13 |
Ⅲ | 71% | 43% | 43% | 26% | 26% | 14 |
Ⅳ | 25% | 0% | 0% | 0% | 0% | 16 |
全症例 | 63% | 48% | 42% | 37% | 37% | 52 |
※非治癒切除例含む
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