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独立行政法人国立病院機構 まつもと医療センター

がんは24時間眠らない がん患者は24時間がんと闘っている

 令和元年9月7日12時から8日12時まで、信州スカイパーク内やまびこドームで行われた、「リレー・フォー・ライフ・ジャパン2019信州まつもと」に参加しました。
リレー・フォー・ライフ(Relay For Life=RFL、命のリレー)は、サバイバー(がん患者・経験者)とケアギバー(がん患者・経験者の家族・遺族・医療関係者・友人・支援者など)を讃え、地域社会全体でがん征圧をめざし、想いを1つにした仲間が絆を深めるチャリティイベントです。このイベントでは、がんに関心のある全ての人が集まり、24時間を通して参加者が交代で会場のやまびこドーム内を歩きながら想いをつなげ、勇気・希望・連帯感を育んでいます。まつもと医療センターでは毎年、ボランティアとして運営に参加するほか、救護としても参加しています。
会場では、医師等による講演の他、歌やヘアドネーションなど、様々なステージイベントが催された他、飲み物食べ物屋台、癒しの広場、小さなお子さんも楽しめるブースなど盛りだくさんでした。当院のブースでは、一周歩くごとにビーズを一個お渡ししました。歩いた周数でお渡しするビーズの珠数が異なってきますので、ストラップの長さの方から、長いネックレスを作られる方まで様々でした。こちらは100円のドネーションをお預かりし、20名ほどの方々にご賛同いただきました。
 会場ではみな個人やチームで24時間歩き、歩いた周数が計測されます。職員も夜勤明けや日勤後に同僚と参加したり、家族と共に来場したり、特に夜は静かで厳かな雰囲気の中でサバイバーやケアギバーの方々に想いを馳せました。当院は40名ほどが交替で歩き、チーム参加者中歩いた距離として全体の3位でした。
 当院では日常の診療でがんのご相談にも乗っている看護師がおります。お気軽に医師や看護師にお尋ねください。 今年はがん患者さんやそのご家族の要望の声も有り、がんサロンを再開しました。2ヶ月に1回程度、コンサートやミニレクチャーを行い、同じ立場の方々が語る時間を持つなど企画を練っています。関心のある方がいらっしゃいましたら是非ご参加ください